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あいさつ


平成18年度に開催された厚生労働省全国C型肝炎診療懇談会の内容をもとに、「都道府県における肝炎検査後肝疾患診療体制に関するガイドライン」が、取り纏められました。 このガイドラインでは、都道府県の中で、肝疾患の診療ネットワークの中心的な役割を果たす肝疾患診療連携拠点病院を、各都道府県につき、原則一カ所、設置することが盛り込まれました。

徳島大学病院は、平成20年7月28日に、徳島県における、肝疾患診療連携拠点病院の指定を受け、肝炎についての一般的な医療情報の提供、都道府県の専門医療機関等に関する情報の収集や紹介、医療従事者や地域住民を対象とした、研修会や講習会の開催や相談支援等を行い、地域における人材育成を含めた、肝疾患診療の均てん化・医療水準の向上を図ることを役割としています。

肝炎診療ネットワークは、拠点病院の他に専門医療機関、かかりつけ医から構成されます。平成22年4月現在、徳島県内には、42の専門医療機関が登録されています。拠点病院は、このネットワークの中で新しい情報を提供し、かかりつけ医や専門医療機関の相談に応じ、診療の手助けをします。また、クリニカルパスを作成し、医療機関の間で患者さんの紹介が、円滑に行えるようにします。

これらの活動を行うために、徳島大学病院内に、診断や治療に関する、医療相談、医療費、福祉、介護サービス等の相談について、広く一般の方からご相談いただけるように、肝疾患相談室を設置しました。この相談室は、単なる相談業務窓口としてだけではなく、徳島県における肝炎治療の啓発に、重点を置き、活動しています。

具体的には、各市町村の保健所で、無料ウイルス検診を受けることができる体制が整っていますが、受診率は非常に低いのが現状です。一生に一度検査を受けていただければ、感染しているか、していないかはわかります。そこで、肝疾患相談室では、検診を受けに保健所に出て来られないような、山間部の県民の皆様、また仕事があり、仕事を休んでまで検診を受けることができない方のために、皆様の現地に赴いて、無料採血、さらには各地域で住民の皆様を、対象にウイルス肝炎に関する教育を行っていく予定です。

こういった試みは、他県では行われておらず、徳島県が日本で唯一、オンリーワンの事業となります。このような活動を行うことによって、徳島県のウイルス肝炎感染状況を把握し、治療が必要な方に適切なアドバイスができれば、と考えています。